⑧「野崎村」~お染とお光、譲れない恋~ 2014.08.01 女性の視点で読み直す歌舞伎⑧「お染とお光、譲れない恋」~「染模様妹背門松」「於染久松色読販」と「野崎村」「三角関係」は今昔、洋の東西を問わず、恋の悩みの大御所。「染模様妹背門松」では大店の娘・お染と使用人の久松との心中物語でした。そこではたった1行、「在所でおくめという嫁を決めた
⑦「隅田川」と「瞼の母」で‘子ゆえの闇’を考える 2014.07.01 女性の視点で読み直す歌舞伎⑦「‘女は子宮で考える’に異議あり!」~「隅田川」と「瞼の母」で‘子ゆえの闇’を考える~「親子」というと「母もの」と相場が決まっています。「隅田川」と「瞼の母」はいわばその2トップ。「隅田川」は、さらわれた子どもを探して京都から東京の隅田川までやってくる
7月から女性の視点で読み直す歌舞伎第3クール! 2014.06.29 【2014年6月29日】おかげさまで7月から第3クールに入る「女性の視点で読み直す歌舞伎」。7回目となる今回は、「隅田川」と「瞼の母」で‘子ゆえの闇’について考えます。「隅田川」は、さらわれた子どもを探して京都から東京の隅田川までやってくる母親の執念を、「瞼の母」は、幼いときに母と別れ
⑥「デキる女、たった一つの恋」~「天守物語」と「英彦山権現誓助剱」~ 2014.06.01 女性の視点で読み直す歌舞伎⑥「デキる女、たった一つの恋」~「天守物語」と「英彦山権現誓助剱」~7月、歌舞伎座では坂東玉三郎と市川海老蔵による「天守物語」がかかります。同月、歌舞伎座の近くの東劇でも、シネマ歌舞伎でさよなら公演のときの舞台「天守物語」が!泉鏡花の幽玄なおとぎ話を堪能する
⑤「仇と知らず妻になる」~「東海道四谷怪談」と「大江戸りびんぐでっど」~ 2014.05.01 女性の視点で読み直す歌舞伎⑤「仇と知らず妻になる」~「東海道四谷怪談」と「大江戸りびんぐでっど」~そばにいて まもってくれる ひとがいいお岩さんが「うらめしや~」と化けて出てくる怪談ものとして有名な「四谷怪談」。お岩の妹お袖は、通常の上演ではちょっとしか出てこない。でも通
歌舞伎ビギナーズガイド、第二期を開始しました。 2014.04.25 【2014年4月15日】好評をいただいている「女性の視点で読み直す歌舞伎ビギナーズガイド」、おかげさまでこの4月から第二期に突入しました。4/15(火)はその第一回。「嫉妬の系譜」と題して、女性のヤキモチはどう描かれてきたかのお話を。とりあげる歌舞伎は「身替座禅」と「豊志賀の死」です。
「かもめアカデミー」で、歌舞伎の見方についてインタビューを受けました 2014.04.02 【2014年3月28日】「かもめブックスonline」の「かもめアカデミー」というページで、私が講師を務める「歌舞伎ビギナーズガイドが取り上げられました。「歌舞伎を身近に楽しむヒント」と題し、これから3回シリーズでインタビューが掲載されます。1回目はこちら。「熊谷陣屋」の
④「嫉妬の系譜」~「身替座禅」と「豊志賀の死」~ 2014.04.01 女性の視点で読み直す歌舞伎④「嫉妬の系譜」~「身替座禅」と「豊志賀の死」~女のヤキモチはどう描かれてきたか女性の嫉妬心は昔から話のタネになってきた。あるときはコメディーに、あるときはホラーに!取り上げる作品は、狂言「花子」をもとにした「身替座禅」と三遊亭圓朝の怪談噺「真景・累
第3回講座修了!取材も受けました 2014.03.11 【2014年3月10日】「女性の視点で読み直す歌舞伎ビギナーズナビ」第3回は「熊谷陣屋」についてでした。熊谷直実と平敦盛の話を、平家物語の原文までさかのぼる正統派の部分と、直実の「壮絶転職人生」をひもとき、口下手直実が妻に「ヤイ女!」と思わず言ってしまう動揺のタネを今風に
③「熊谷陣屋」~相模と藤の方~ 2014.03.01 女性の視点で読み直す歌舞伎③「熊谷陣屋」~相模と藤の方~子を持つ母のホンネと建て前危険な場所に子どもを送り出す母の気持ちは、今も昔も変わらない。死んだと思っていた子が生きていたときのうれしさ。自分の子が死んでいたと知ったときの絶望。そして自分の子を身代わりに殺さなければな