すみません、ずいぶん長く更新できないままでした。
追ってアップしていきます。
11月末から始まっていてる京都南座の吉例顔見世興行(11/30~12/26)は
四代目中村鴈治郎襲名披露としての興行ラストを飾りますので、
昼・夜ともに玩辞楼(がんじろう)十二曲の内からの演目が並びます。
昼は
玩辞楼十二曲の内 「碁盤太平記(ごばんたいへいき)~ 山科閑居の場」
「義経千本桜~吉野山」
玩辞楼十二曲の内 「心中天網島~河庄(かわしょう)」
「土蜘蛛」
扇雀は女方を演じることが多いですが、「藤十郎の恋」とこの「山科閑居」は立役が光ります。
鴈治郎といえば、「河庄」。こういう演目こそ上方で観たいもの! 観客の活気との相乗効果を楽しみたいです。
「土蜘蛛」は仁左衛門、「吉野山」は藤十郎、と大幹部の名演を堪能できます。
夜は
四代目中村鴈治郎襲名披露 口上(こうじょう)
玩辞楼十二曲の内 「土屋主税(つちやちから)」
「勧進帳」
襲名披露の口上があります。
南座では3年前、中村勘九郎の襲名披露興行のさ中に十八世勘三郎が亡くなり、
涙をこらえての口上は忘れられません。
今回はがんじろはんの福々しい笑顔で、楽しい口上になりそうです。
「土屋主税」は、四代目が自分らしい鴈治郎を発揮できる演目として、
大きな意気込みをもって取り組んでいます。
ベテラン勢勢揃いの中にあって亀鶴、梅枝がどこまで対峙できるかも楽しみ。
「勧進帳」は海老蔵の弁慶、愛之助の富樫。13年1月の新春浅草歌舞伎以来の組み合わせです。
どんな進化があるのか楽しみ。
この3年間で、海老蔵vs菊之助のほか、幸四郎vs菊五郎、吉右衛門vs菊五郎、
橋之助vs勘九郎、幸四郎vs染五郎、染五郎vs幸四郎・・・と、さまざまな勧進帳を見てきました。
愛されている演目であり、憧れの演目であり、目標の演目でもあるのだろう、とつくづく思います。
詳しくは、歌舞伎美人(かぶきびと)をご覧ください。
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