ビギナー向け歌舞伎Q&A

Q4.歌舞伎のチケット、高いですよね?

「歌舞伎のチケット、高いですよね? 私たちにはとても買えませんよね」っておっしゃる方がいらっしゃいます。
いえいえ、それ、作られたイメージですから。安いチケットもあるんですよ。ということで、本日のギモン。

本日のギモン:歌舞伎のチケット、高いですよね?

通常であれば、歌舞伎座の指定席は大体以下の通りです。
1階S席 18000円〜20000円
1階後方 14000円
2階S席 18000円
2階後方 14000円
3階A席 6000円
3階B席 4000円

今はコロナの影響で変則的になっていますので、この限りではありません。
ここで言いたいことは、「高いチケットもあれば、安いチケットもある」ことです。

また、国立劇場の歌舞伎チケットは、もっと安く設定されています。

とはいえ、映画に比べたら高いですよね。けれど、生身の人間が演じ、生の音楽が演奏される舞台の場合、歌舞伎でなくても演劇やミュージカルの公演のS席は、10000円〜15000円くらいはしますので、それを考えると、1回で三幕(休憩2回入れて4時間くらい)観られる歌舞伎が高くでも20000円というのは、安くはないけれど飛び抜けて高くはないように思います。
それよりは、「4000円でも観られる」というのがあまり知られていないのかもしれませんね。
歌舞伎は高い、という思い込みで敬遠されてしまうのはもったいない!
興味がある方は、他の劇場文化と同列に考えて、選んでいただければと思います。

本日のお答え:高いものもありますが、安い席もあります


他に「幕見」という自由席が4階にあります。4000円の席のさらに上の席で、先着順。1幕だけを観られるもので、時間によって500円〜2000円くらいで観ることができます。ただし、現在はコロナの影響で使用されていません。

本日のまとめ

1.歌舞伎のチケットは、4000円〜20000円(歌舞伎座の場合)。高いものから安いものまで、席の場所によって価格が違う。
2.生身の人間が演じ、生の演奏が奏でられる劇場演劇の場合、歌舞伎でなくても1等席は10000円以上の場合が多い。
3.一番安い席は4000円くらい。

「歌舞伎は高い」という思い込みは捨てて、普通の演劇と同じ感覚で選んでいただけたら嬉しいです。私はたくさん観るので、時々、1階席をとることもありますが、ほとんど3階で観ます。

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