【2014年4月15日】
好評をいただいている
「女性の視点で読み直す歌舞伎ビギナーズガイド」、
おかげさまでこの4月から第二期に突入しました。
4/15(火)はその第一回。
「嫉妬の系譜」と題して、女性のヤキモチはどう描かれてきたかのお話を。
とりあげる歌舞伎は「身替座禅」と「豊志賀の死」です。
「身替座禅」は
恐妻家の夫の浮気がバれてタイヘンなことになる話を
コメディ調に描いたもので、ベースは狂言「花子」。
「豊志賀の死」は
三遊亭圓朝の創作怪談噺の一部です。
当月、京都南座で上演している市川海老蔵特別公演
「源氏物語」とも関連付け、
そこに登場する「六条御息所」の嫉妬についても触れました。
どこにでもある痴話喧嘩が、
何百年も語り継がれる芸術になっていくのはなぜか。
そこに伝統芸能の奥深さが存在すると私は思っています。
次回は5月8日(木)。
クドカンこと宮藤官九郎が歌舞伎に初挑戦して書いた
「大江戸りびんぐでっど」と
鶴屋南北の名作「四谷怪談」を題材に
「仇と知らず妻になった女」について話します。
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