【2013年12月6日】
「ヒロインたちはこう生きた!
女性の視点で考える『仮名手本忠臣蔵』
~歌舞伎ビギナーズガイド~」
おかげさまで第1回昼の部、つつがなく終了いたしました。
終了後、受講者の方から声をかけていただいたり、
アンケートに感想を書いていただいたり、
メールやMLなどに書いていただいたりしましたが、
概ね好評で大変安堵しております。
「敷居が高いと思っていた歌舞伎が身近なものに感じられた」
「歌舞伎に見る人間臭さに興味が湧いた」
「現代におきかえて説明してくれるので、すっと心に入っていった」
「今まで知らなかったことがわかった」
「今まで、登場人物の心情を思い違いしていた」
などなど、いろんな感想をいただきました。
一番うれしかったのは
「歌舞伎が観てみたくなった」とみなさんが答えてくださったこと。
講座の最初にも申し上げたのですが、
私は「歌舞伎だから面白い」とは思っていません。
皆さんが今まで感動した本や、音楽や、お芝居や、映画や、
そういうものと同じように、
歌舞伎にもその人なりのツボにはまれば絶対感動する作品がある!
「歌舞伎崇拝」でもなく「歌舞伎アレルギー」でもなく、
エンタメの一つのジャンルとして一度観てみていただきたいのです!
そのお手伝いが少しでもできたかなと思い、
とてもうれしく思います。
それにしても、
12月開講という時節柄、
1回目にして「仮名手本忠臣蔵」という大作を語るというのは、
本当に大変でした。
まずは「仮名手本忠臣蔵」について、サクッとわかっていただくトークが必要。
それで「あなたの知らない忠臣蔵」と題して、
全部で十一段もあり、全部通しで上演したら8時間はかかるというこの大作を
「サクッと」…50分くらいでお話ししたわけです。
そして後半は、いよいよ「女性の視点」。
そして、最後は「歌舞伎座探険」。
自分の持っている写真集などもご披露しての2時間でした。
1月21日(火)も、今度は夜の時間帯で同じテーマでお話しします。
2月10日(月)【昼・夜あり、同テーマ】、
3月10日(月)【昼・夜あり、同テーマ】もどうぞ。
2月は近松門左衛門の「女殺油地獄」を予定。
「忠臣蔵」に負けず劣らず人気の演目であり、
映画や舞台、そして現代劇へのアレンジもあるこの作品、
「女性の視点」のほか、
江戸時代はあまり評判にならなかったというナゾにも迫ります。
お申込みは「GINZA 楽・学倶楽部」まで。
昼は13時半~15時半、
夜は19時~21時。
よろしくお願いいたします!
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