5/13(金)「女性の視点で読み直す歌舞伎」の講座も無事に終わりました。
「信州川中島合戦~輝虎配膳」という、けっこうマイナーな作品ですが、近松門左衛門作。
諏訪大明神をめぐる勝頼と姫との恋、というと、
近松半二の「本朝二十四孝」のほうがピンとくるかもしれません。
三段目の「輝虎配膳」には、若い二人は出てこず、
長尾輝虎(=上杉謙信)、直江兼続、山本勘介(=勘助)、そして
勘介の母、嫁、妹が出てくる場面です。
現代の女性も真似したい、賢く誇り高い女たちの言動のすばらしさを、
文楽の床本をじっくり読んでいくカタチで、
「アインシュタインよりディアナ・アグロン」問題や、
舛添都知事の金銭感覚などにも結びつけながら、
今の私たちに起こっていることに引き付けてお話ししました。
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