2/6(金)、東銀座のGINZA楽学倶楽部で
「女性の視点で読み直す歌舞伎」講座の第14回
「いつまで生きても同じこと~『曽根崎心中』のお初」を開催、
無事終了しました。
お初は19歳にして、なぜ死に急いだのか。
彼女はいつの時点で死を覚悟していたのか。
「ロミオとジュリエット」や「ヴェニスの商人」など
シェイクスピア作品との類似にも触れつつ、
彼女の科白を丁寧に読み解いていきました。
また、
大ヒットしたのに、230年も上演されていなかった理由、
原作と原稿作品との違い、
常に「革新」と「大ヒット」を連れてくる、この作品の力の源、
60年、ほぼ1人でお初を演じ続ける坂田藤十郎丈の言葉、
などに触れ、
「曽根崎心中」の魅力に迫りました。
前日の雪で、交通機関の乱れなど心配しましたが、
当日は良く晴れて、ひと安心。
参加者の方々と「よかったね」と口ぐちに喜び合いました。
前日に
「講座はどうなるんですか」「雪の場合時間をずらしてもらえませんか」など
ご連絡もいただいたということで、
本当にありがたいと思います。
先月、講座で取り上げたシネマ歌舞伎「日本振袖始」を
ご覧になった方から「とても面白かった」と報告がありました。
講座についても
「お話を聞いていたので、みどころもおさえられたし、よくわかった」と
大変好評で、私もうれしかったです。
来月は3/6(金)13:30~15:30。
「封印切」についてお話しします。
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