第85回「きっと歌舞伎が好きになる！」八月納涼歌舞伎第三部＆稚魚の会歌舞伎会合同公演

コロナ禍、販売の席数を半分に減らし、徐々に回復してきた歌舞伎座が、ようやく全席販売となったこの八月。
その第三部「弥次喜多流離譚（リターンズ）」について、そして毎夏行われている稚魚の会歌舞伎会合同公演についてお話しします。

八月納涼歌舞伎は若手の挑戦の場として始まった経緯があり、また夏休みは若い人もお休みで来てもらいやすい、ということもあって、歌舞伎を観てみたい！でも、敷板が高い！という人にはうってつけかも。「弥次喜多」シリーズも「これが歌舞伎？」と思わせるところたくさんですが、実は「歌舞伎」がたくさん詰っています。そこがわかるともっと楽しい！　合同公演は、研修所の卒業生の会である「稚魚の会」と、お弟子さんの会「歌舞伎会」の合同で、瑞々しい演技が胸を打ちます。観たことはあるんだけど、あまりよくわからなかったという人、歌舞伎は観たことないけど、ミュージカルや演劇は大好き、という人なども気軽に見られるので、ぜひいらしてください。配信では、エンタメ水先案内人の仲野マリがあらゆるジャンルのエンタメ大好き光線を発しつつ、現代を生きる人間として歌舞伎を楽しむ入り口にご案内します。歌舞伎をよくご覧になる方も、「こんな見方があったんだ！」と新たな発見があるでしょう。

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