炎上しない書き方とは

先日、3つの講座開催しました。

「感性と論理性磨く800字講座」
「絶対kindle出版するぞ! なんでも相談講座」
「女性の視点で読み直す歌舞伎」

目的の異なる3講座のそれぞれの参加者から、奇しくも同じような感想いただいたのです。

「マリさんは、絶対人の悪口言わないから好き」
「どんな人の話聞いていても、けなさずアドバイスくれる」
「私の言いたいこと褒めてくれて、嬉しい」

それ対する私の反応

「え? そうですか?  私、けっこうはっきりモノ言う方ですが・・・」

私、黙っていられない方なんです。
いけないことはいけない、違っていることは違っている、と言わないと気が済まない。
でも、皆さんは「悪口は言わない」と私信用してくださっている
そこがありがたいな、と思った一方、
「確か、言い方は気つけているな」とも思いました。

もちろん、
これは「言わずはいられない」人生送ってきた私の失敗があればこそ、ですが(笑)。

文章で自分の意見言う場合、「証拠」が残ります。だから、書き方はとても大事。
自分の意見はしっかり言う。
でも人は傷つけない。

炎上記事の中は、確信犯的本当失礼なこと書いている人もいますが、
多くの場合は「言葉足らず」であると思っています。
「カチンとくる」書き方、怒り付ける書きしないことは書き手として大切ですね。

だからと言って、「いい事しか書かない」「改善意見も言わない」では人も社会も成長しません。どうすればいいでしょうか。

多くの場合、書き手も読み手も「批判と批評」ごっちゃしています。
「反対意見個人攻撃と勘違いする」読み手も困るのですが、
「批評と批判の区別がつかない」書き手も成熟していません。

私は「映画ライター養成講座」で、
「つまらなかった映画ついて書きたいのですが、それじゃ記事は採用されませんよね」
と言われたことがあります。

私の答え
1。「つまらなかった」と書いたらダメだけれど、「なぜここがダメなのか」は書ける。
2。 冒頭から「つまらなかった」と書かない。まずは事実淡々と書く。(ストーリーとか、テーマとか) 、良いところがあれば、まず褒める。最後「ここはちょっと」の箇所突く。
3。「なぜ良くないか」その理由、感情的ならず、論理的く。

感情で描いたものは、感情で反応されます。論理的書かれたものついては、論理的しか反論できません。だから、「それもそうだな」と思わせることが、とても大切なんです。

もちろん、同じ証拠並べても、「だから」の先は人よって違います。
ですから、「論理」溺れてもダメなのです。
最初「褒める」のは、おべっかでもお追従でもありません。
「あなたの言いたいことはわかるよ」示すことです。
まずこちらから、握手の手差し出すのです。
その上で、「ここはちょっと意見が違う。やり方の違いかな、求めるものの違いかな」
「私だったらこうするけどな。その方が、あなたもやりやすくならない?」
といえば、相手も「そうか、ここ直すと、もっとこっちの味方が増えるんだな」と思えるようなるんです。

文章でも、お話する時でも、試してみてください。
まずはこちらから手差し伸べるやり方です。

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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