こんにちは、エンタメ水先案内人&文章シェルパの仲野マリです。
毎日、いろいろな気づきがあります。
その気づきを、毎日書いていこうと思い立ちました。
「30 年後の私」を思い描けるか?
昨日は、あるオンライン講座に参加して、講師のお話をきいていました。
その講座では、「30年後の自分になるためだったら、30年分の投資だから、決して高くない」
高額な講座であっても「なりたい自分になれる」のだから、……と言って、
「一括で払うから高額に感じるが、結局はコスパがいい」ことを訴えてきます。
わかるんだけど……今の私には響かない。なぜなら、…
今の私に「30年後」は、ないから!
100歳寸前に「なりたい自分」になっても遅い!(笑)
私は、この商品のターゲット客ではなかったな。
ただ、「30年後、自分はどうなっていたいかを描く」ことの重要性はわかります。
私も、かつてライタースクールに通っていた頃、「10年後の私」という課題に取り組みました。
いまだ「何者でもない私」が、10年後、どうなっていたいのか。
たとえそれが「大風呂敷」だったとしても、夢を言語化することは、
「なりたい自分」をイメージするために、とても大切な作業でした。
20年前の私は「30年後の私」を想像できたか
じゃあ、20年前の、ライタースクールに入りたての私になら、
「30年後を思い描け」という言葉はささったでしょうか。
その時だって、私は「30年後の自分」なんて、全く想像できなかった。
想像しようとすら思わなかった。
自分が「なにものかになる」ことができるのか、できないのか。
「なって悠々自適」の30年後は想像できなかったし、
「なれずにしょぼくれている」30年後は絶対想像したくなかった。
だから、どっちも頭にはありませんでした。
第一、考えるヒマがありませんでした。ただただ目の前に食らいつく日々。
週1回、課題も盛り沢山で1年間皆勤で通ったライタースクール。
本当にいい思い出です。
20年前に描いた「10年後の私」の答え合わせ
そんな私が、「課題だから」と無理やりひねり出した「10年後の私」。
すでにあれから20年ですが、卒業して10年後に実現したでしょうか。
答えは、
半分実現し、半分実現しませんでした。
実現したのは、ライターになったこと。本を出版できたこと。エンタメの仕事に関わっていること。
実現しなかったのは、「カンヌ国際映画祭」に記者として行く立場にはならなかったこと。
10年後でも、「成功した自分」を思い描くのは難しかったです。
昨日の講座の先生は「自分の過去に引きずられず、なりたい自分を空想しよう」と言いました。
それで考えれば、私が20年前に書いた「カンヌに記者として招待される」は、かなりぶっ飛んでいたかもしれませんね(笑)。
でも、「カンヌ」は無理でしたが、「東京国際映画祭」のプレスパスは取得して、毎年参加することができています。映画や舞台など、エンタメの世界でライターとして仕事ができているのだから、
「半分実現しなかった」は厳しすぎるかな?
「10年後の私」に書いた目標は、7割程度は「実現した」とも言えるでしょう。
「有名になるのは歳をとってからでいい」と言われて
ライターになって、もうすぐ20年。
「10年後」はとうにすぎ、その頃から見ての「30年後」まで、あと10年です。
当時、ライタースクールの講師の一人は
「有名になるのは60歳過ぎてからでいい。今は古典を勉強しなさい」
とおっしゃっていました。
その「60歳」も過ぎましたが、これまでに本も出したし、YouTubeも始めたりして、多少は名前も通るようになってきました。(古典を勉強したのは大きい!)
が、「有名」にはほど多いわけで(笑)。
そして何より、自分として「ここまできた」という達成感には至っていません。
「ゴールはまだ先」という気持ちです。
ここから、もう一段階、ロケットエンジンで言えば、第二エンジンをしっかり起動させ、
目的地への安定した「軌道」に乗せねばなりません。
そのために、何をすべきか。
明日はそんなことを書いてみようかと思います。
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