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昔からあった?ブログの書籍化

今夜の「文豪たちの2000字」は、淡路島からお届けします!
海の見える、高台のホテルに泊まっているんですが、あいにくの雨(泣)。
でも、少しずつ靄も晴れ始めています。

さて、今夜取り上げるのは、寺田寅彦の「柿の種」という短文集です。
いつものような「起承転結」は、自序(自ら書いた序文。1200字程度)で検証。

この「柿の種」、今で言えば、「ブログ」のようなもので、
それを書籍化するに至った経緯を「自序」で述べています。
ここに、「ブログの書籍化」の意義と言えるようなことが書いてあるので、
そんな点にも注目してみてください。

その後、谷崎潤一郎の「客嫌い」という随筆の冒頭を紹介します。
この「柿の種」に言及したところがあるのです。
書いたものは、いい意味でも悪い意味でも独り歩きすることがわかります。

それではみなさま、素敵な日曜日をお過ごしください。

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